脳性麻痺で歩行困難な女性。自分の足で車いすを進めて競輪場を4周。

「足こぎ車いすで競輪場を走ろう」というイベントに参加してきました。このイベントでは、とても感動的なシーンがありました。脳性麻痺の障害を持ち歩くことも大変な女性が、足こぎ車いすに乗って、競輪場をなんと自らの足で車いすを進めて、1周400メートルの競輪場を4周もしてしまったのです。

こんにちわサイト管理人2ka-tsukaです。

今回は「あきれめない天使に風を」というイベントに参加したときの様子を紹介します。

このイベントは、「健常者もそうでない人も、みんなで競輪バンクを走ってみよう」というイベントです。

サイト管理人2ka-tsuka
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競輪バンクのイベントに参加して来ました。

いろいろな種類の自転車が持ち込まれ、それぞれの障害に適した自転車で、競輪バンク走行を体験できます。

持ち込まれた自転車は、二人乗り用のタンデム自転車や、手でハンドルを回すことで進むことができる自転車、3人用の自転車なども。

持ち込まれたいろいろな自転車

その中に足こぎ車いすコギーもありました。

足こぎ車いすコギーの説明をする主催者

イベントの趣旨は「健常者も身体に障害がある人も、みんなで競輪場を自転車で走る体験をしてみよう」という趣旨でした。

イベントを主催したのは「タンデム自転車NONちゃん倶楽部」

元競輪選手も参加

イベントを主催したのは「タンデム自転車NONちゃん倶楽部」という松山市内で活動をしているNPOさんです。

「タンデム自転車NONちゃん倶楽部」は、タンデム自転車を通じて、心のバリアフリー社会の実現を目的として活動していて、何度もTVなどでも取り上げられている団体です。

代表理事津賀の夫徳行(NONちゃん)が、人生半ばで薬害により視覚しょう害になり、タンデム自転車での日常生活を夢に見ておりました。夢果たせぬまま夫が旅立った翌年に全国で4県目として愛媛県に走行許可がおりました。NONちゃんの夢と共に、障がいがあっても「風」を切って走る喜びを通して「心のバリアフリー社会の実現」に繋げていきたいという想いから始まった民間非営利活動団体です。

引用元:タンデム自転車NONちゃん倶楽部

サイト管理人2ka-tsukaは、このNPOの「津賀代表」と知り合ったことで、足こぎ車いすコギーを知ることができたのです。

様々な障害を持つ人がそれぞれに適した自転車でスタート

自分が乗れる自転車でスタート

この日のイベントはとっても天候に恵まれて気持ちの良い青空でした。

参加者はそれぞれの障害でも乗ることができる自転車を、スタッフからアドバイスをもらいながら、気持ちよさそうに競輪のバンクをスタートしていきました。

それを見ていた父は

「俺も走る」

と言って、自らバンクのほうへ行ってしまったのです。

足こぎ車いすコギーを知る前は寝たきり生活を覚悟していた母と私

「俺も走る」と言って、自分の足こぎ車いすコギーに乗って、バンクのほうへ勝手に行ってしまった父。

ほんの数か月前に車いす生活になり、ショックのあまり何に対しても関心を持てなかった父。

その父が自ら「俺も走る」と言ったのです。

のみならず、父は自分の足で足こぎ車いすコギーを進めて、自分の足で一周400メートルの競輪バンクを一周してしまったのです。

正直数か月前までは

「このまま寝たきり生活になるのかなぁ」

と母と話していたのです。

サイト管理人2ka-tsuka
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数か月前までは、父の寝たきりの介護を覚悟していたのです。

その父が自ら進んで何かをするとは。

そんな前向きになった父に、驚くやら、喜ぶやら、感心するやら。

もっとも母は

「また勝手にどこかに行ってぇ(怒)」

だったのですが。(笑)

脳性麻痺の女性が足こぎ車いすコギーに乗ってバンクを4周

Youtubeで再生

このイベントで、とても感動的なシーンに出会うことができました。

なんと脳性麻痺の女性が、自らの足で車いすを進めて、競輪バンクを4周もしてしまったのです。

この女性は重度の脳性麻痺の障害があり、殆ど歩行することもできないそうです。

「タンデム自転車NONちゃん倶楽部」の津賀代表も

「1メートルでも自分の足で進む体験をして欲しいんよ」

と言っていたくらいの、重度の障害をお持ちの女性です。

その女性がなんと、1メートルどころか、競輪バンクを4周もしてしまったのです。

その女性の姿に感動して涙する津賀理事長の姿。

そしてそんな津賀代表の姿にもらい泣きするスタッフ。

おもわず目頭を押さえてしまったサイト管理人2ka-tsukaなのでした。

動画を作成していますので、是非ご覧ください⇒Youtubeで再生

競輪場イベントで感じた足こぎ車いすコギーのメリットまとめ

このページでは、競輪場で行われたタンデム自転車や足こぎ車いすコギーのイベントの様子を紹介しました。

最後に紹介した脳性麻痺の女性は、自ら進んで競輪バンクへ進んで行き、4周もしてしまいました。

私の父の場合も同様に、自ら進んでバンクへ進んでいきました。

イベントのその場の楽しい雰囲気もあったのかもしれませんが、足こぎ車いすコギーに乗ることは、「自分で進める」「自分もあそこへ行きたい」「自分も参加できる」といった気持ちも、掻き立ててくれるのかもしれないと思いました。

イベントの趣旨と、足こぎ車いすコギーのメリットを実感した瞬間でした。

お問い合わせページを作りました。

足こぎ車いすコギーについての、お問い合わせページを作りました。(※)

ユーザー目線で可能な限り、回答させて頂きます。

(※販売店ではありませんので、販売に関する点はお応えいたしかねます。あくまでユーザー目線での回答になりますので、ご了解願います。)

お問い合わせページ

足こぎ車いすコギーのレンタル方法についてまとめました。

はじめて足こぎ車いすコギーをレンタルするときは大変でした。

なんとケアマネージャーは足こぎ車いすコギーの存在を知らなかったのです。

足こぎ車いすコギーをレンタルするコツを紹介していますので、よろしければご覧ください。

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足こぎ車いすコギーのメリットやデメリットをユーザー目線でまとめました。

メーカーや販売代理店とはひと味違ったユーザー目線で、足こぎ車いすコギーのメリットとデメリットを紹介していますので、是非ご覧ください。

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